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ヘルマン・ハウザー(1882-1952)

ヘルマン・ハウザーはドイツ最高のギター製作家とされ、トーレスと並んで20世紀の多くのギター製作家に影響を与えた。

一部の人は、彼は真のスペインの音を捉えていないと考えていたが、しかし多くの演奏家はハウザーの楽器をトーレスより優れたものとみなしていた。

ジュリアン・ブリームとアンドレス・セゴビアはハウザーを所有し愛奏した、まさに2大ギタリストである。

ハウザーやトーレスの作品は、合理的な小型のボディを持つギターは、大きい楽器よりも明解な音を出せるという、多くの製作家や演奏家の見解を裏付けている。

演奏家が大きな楽器で安心するというのは心理的なもので、大きい楽器が小さい楽器よりしっかりした音を出せるという思い込みは、実際聞き手に楽器が見えないようにした実験では、必ずしもそうでないという結論が出ている。

1930年頃、当時の製作の大家が次々と他界したため、エルナンデスはじめハウザーは高品質の楽器の需要に追われた。

ハウザーの転機は1924年のセゴビアのドイツ訪問である。

セゴビアの求める楽器のビジョンを正確に読み取ることができたハウザーは、それを実現するための長い研究に入る。

当時のハウザーの作品は、後に完成する典型的なスペイン的デザインのものではなく、むしろ、バロック調のドイツの伝統を引きずっている小さな楽器であった。

指板は表面板と同じ平面にあり、ボディは狭く細長いもので、サウンドホールはリュートの伝統に習ってモザイクが入念に彫刻されていた。

セゴビアは、すべてがハウザーの楽器で演奏されたコンサートを聴いて以下のように述べている。

「それらのギターはハウザーの作ったものだった。私はすべてを吟味し、すぐにこの素晴らしい職人の才能を見抜いた。あとはヴァイオリンがストラディヴァリウスとガルネリウスによって完成されたように、トーレスとラミレスによって不動なものとされたスペイン様式のギター製作法を彼が応用しさえすればよかった。」

Andres Segovia,In Memoriam,Hermann Hauser,Guirar Review.

セゴビアは熱意のあまり、ハウザーをホテルに招いて持っていたサントス・エルナンデスのギターを調査させた。

ついにハウザーはセゴビアの望みに叶ったギターを完成させるが、それは12年も経った1937年のことである。

そのギターをして

「もうこれ以上のものはいらない。」

とセゴビアに言わしめた。

 

定演記念の文集が完成しました。

僕もちょろっと手伝いました。

いいものができたね☆

でもほとんど内容見ちゃったんで、当日の楽しみが、、、。

さてさて今日は最後の練習会です。

気を引き締めて

1分1秒をかみ締めて

臨みたいと思います。

 

~今日の一言~

まだ午前中なの~

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