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ちょっと面白い話

みなさん水はどうなったら沸騰するかご存知ですか?

簡単に言えば、水蒸気の圧力が大気の圧力(一般の生活環境では101,325 Pa)以上になった時です。

水蒸気の圧力は温度の上昇とともに大きくなり100°付近で101,325 Pa、つまり私達の生活環境では大気圧と等しくなり沸騰します。

高地では大気圧が低いので水が100°以下で沸騰してしまうため、パスタが茹でれないなんてことがおこります(沸騰中は温度上昇がありません)。

また、その大気圧から私達の体は力を受けています。

つまり空気の重さです。

人間の体の表面積を約1㎡とすると

101,325(大気圧[Pa])×1(体の表面積[㎡])÷9.8(重力加速度[m/(s×s)])≒10[t]

なんと約10トンもの空気が体にのしかかっていることになります。

じゃあなんでつぶされないのかというと、体の内部から同じ大きさの力で押し返しているからです。

高速エレベーターなんかで高いところに行くと耳がキーンとなるのは、大気圧が小さくなってちょっとだけ体の内部からの力が勝つからです。

 

さてさて、以上をふまえて

もし人間が生身のままで宇宙空間に出られたとしたら、いったい人間はどうなるでしょう?

ちなみに宇宙空間は真空、つまり大気圧0 Paです。

 

答えは…

体中の水分が凍る、もしくは爆発して死んでしまう

です、、、おそらく。

体温36°とすると水蒸気の圧力は約6,000 Pa

よって体中の水分は沸騰を始めます(真空の大気圧0 Paより大きいので)。

熱源は体温のみで熱の供給が無いため、どんどん体温は低下していきます。

そして水蒸気の圧力が0 Pa、つまり真空の大気圧0 Paと等しくなった時点で沸騰は止まりますが、もうそこは氷点下の領域なのです。

また体の内側からは約10トンの力が働いています。

しかし外は真空、つりあう力はありません、、、その結果、、、。

(簡単のためくわしい定義、解説等は無視、省略してあります。専門的つっこみはしないでください

 

なんでいきなりこんな話を始めたかというと

中学の時、塾の理科の先生からこの話を聞いて、ちょうど学校の授業で気圧の話が出た頃、となりの子に

「宇宙に人間が裸で出たら沸騰して爆発しちゃうんだよ。」

って言ったらその子が先生に本当かと聞いたんです。

そしたら中学の理科教師は否定しやがりまして。

結果僕は嘘つきになってしまいました、、、。

そんなことをふと思い出したんです。

逐一解説してやればよかった、、、。

 

でもふだんこんなこと考えもしないようなおもしろいことですよね♪

地球の位置とか生物の物理的性質とか、私達は偶然生まれて奇跡的に生きている。

やや、面白い。

 

~今日の一言~

、、、合宿行きたいなぁ、、、

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