ギター小話

始まりは京都

村治佳織嬢

ギターだけに限った事ではないと思います。

僕の場合、クラシック音楽の敷居は彼女のおかげでかなり下がりました。

「クラシックギターなんて暗くてダサいよ」

僕自身、大学でクラシックギターを始めるまでそう思っていた時期がありましたが、彼女の事は知っていたし、彼女がテレビでギターを弾く姿は興味深く見ていました。

 

今でこそ運命的だと思う出会いですが、おそらくなんとなーくいたであろうギタークラブ。

転機は2回の春

村治佳織の演奏を生で聴いた時、スイッチが入りました。

「ギターってこういう風に弾くんだ」

クラブでは教えてくれなかった色んな事がそこにあった気がします。

もちろん当時の僕では消化不良でしたが、、、。

ディアンスの「サウダージ第3番」を聴けたのも運が良かった。

いろいろと僕の中のクラシックギターの常識が崩れた1日。

たまたま村治佳織だっただけかもしれないけど

テレビのCMで見た名前が他の名前だったら、きっと気にも留めていなかったと思う。

しかーし

この時のコンサートが最初で最後になっている現状、、、。

10月に京都市交響楽団との共演がコンサートホールであるらしいです。

チケットも5000円未満だし、行ってみようかな♪

 

ギターはスペインの製作家ホセ・ルイス・ロマニリョスによるもの。

”スペインの音”を追求する製作家との相性もいい?

一時、アンヘル・ロメロとコンサートをしていて、彼の影響で爪の形を変えたのだとか。

あ、それっぽい音だ

と思ったのですが、僕には音が硬すぎてあまり好きでは無かったです、、、(失礼)

でも最新作「ポートレイツ」では、あまーい音色が復活していてよかったよかった。

 

弾いているときは割と無表情。

これはフラメンコのショーを見に行ってバイレのお姐さんを見て感じた事なのですが

ギターには各部名称がありますよね?

ヘッド、ネック、ボディー

ボディーも胸部、腰部などと部分ごと名前がついてます。

その通りに人間のシルエットに当てはめると、ギターって女性の形を模した、セクシーな形に見えてくるんです。

なので、僕は男性の演奏家の方が演奏において愛情がこもると思ってるわけです。

大萩さんは「楽器は楽器ですよ(笑)」

とおっしゃってましたが(いつかのNHK「トップランナー」より)

(笑)

彼女の演奏は、情熱的な曲であっても、どこか冷たいところがあるような、、、。

難しいな、、、語弊を避けるために補足すると、女性に対して男性の方が愛情を抱きやすいですよね?ってことで、、、。

大萩さんの音を「感情的」「情緒的」と言うならば

姫の音は「論理的」

って事で、、、。

※姫=村治佳織(我がクラブでも一部でのみ通用する呼び方。彼女のWebサイト「dulcinea(ドゥルシネア=ミュージカル「ラ・マンチャの男」に登場するドゥルシネア姫)」に由来する)

 

~今日の一言~

さて、ネタが無い、、、

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ファン

すでにもうネタ切れ感が、、、。

 

好きな歌手がみんなそれぞれ違うように、好きなギタリストもそれぞれですよね。

ギターが上手けりゃそれだけで好き、なんて事はありません。

セゴビア、ブリーム、ロメロ一家、ジョン様、、、、。

このような方々はだれもがひれ伏すんでしょう。

僕も例外ではないです。

しかし、演奏を聴いて「すっげ、、、」と思いこそすれ

厳密に言ってファンではないです。

誰ファンですか?

大萩康司

村治佳織

ファンです。

ベタやなぁ、、、。

単純によく聴くって言うのもあるんだと思います。

でもそれぞれそれなりに聴いたことはあって、その中で好んで聴き続けてる

ってのはやっぱ好きなんでしょう。

人物だったり、レパートリーだったり、音色だったり、ギターだったり。

 

大萩さん

少々耳が肥えてから聴くようになった方。

「そのあくる日」の影響が大きいでしょうか、、、。

レパートリーは南米のものが多く、そこも惹かれるところ。

「澄み切った空」「De la Rumba Son」「11月のある日」「アクアレル」

大萩さんのレパートリーについて外せないのが、ブローウェルとゲーラでしょう。

しかしですよ、、、彼らの曲も無条件で全て好きと言う訳ではない。

「11月のある日」と「そのあくる日」くらいでしょうか、、、あ「黒いデカメロン」は好き。

現代作曲家さんだからか、、、?

好みって難しいですね。

んで

有名な話ですが、大萩さんは「音の詩人」と言われるくらい情緒的な音色で歌われる。

コンサートで生の音を聴くと

これってギターの音か?

と思うほど美しい音色が時折、、、。

アルデンテは外さない。

素敵です。

そして

彼のギターは、フランスの製作家ロベール・ブーシェの手によるもの。

画家でもあるブーシェの作るギターから出てくる音が、色彩豊かなのは必然なのでしょうか。

大萩さんあって初めて実現するものでしょう。

しかし、面白いです。

そんな貴族イメージの楽器で、南米の赤土色した空気感を表現するんですから。

芸術家ってすごいな、、、作曲家も製作家も演奏家も。

 

姫については出し惜しみで次の機会に(笑)

 

~今日の一言~

iPodは「大杉正明のクロスカルチュラルセミナー♪」だったり、、、ギター聴いてないな

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ギリアウトですね、、、。

いやぁ、、、。

ビックリです。

いきなり1日ポカしました。

選挙特番見ながら眠ってました。

 

例年、今のような端境期には新しい曲を練習中なのですが

今のギター生活と言えばもっぱら基礎練です。

メトが友達です。

苦手なスケールとアルペジオを、、、て全部ですか。

何が得意かって言うと

パーカッションです。

苦手なスケールとアルペジオをじっくりやってます。

 

スケール

僕の場合、中指の使い方がミソです。

関節がとても柔らかいので、逆にくにゃっと曲がってしまいます。

でも人差し指は奇麗に動くので何とか中指も、、、と。

力んだら速さが出ないので、角度やなんやを見ながらゆっくりと、、、。

 

アルペジオ

基本的にフルプラント奏法で。

これをしてると、脱力が不十分なのがよーくわかります。

特にテンポが上がって来た時のm→aの時ですね。

今の課題はこれと、pと他の指との距離が近いパターンとやはりスピードでしょうか。

それを、ゆっくり、じっくりと。

 

30分くらいでしょうか。

じっくり基礎練した後は今頭にある楽譜を。

これまたゆっくりと。

今までただ単にターっと通して曲調なり苦手フレーズなりを繰り返し繰り返し練習してたのを、しっかりと確認しながら。

以前もその様な事は意識しながらやってたんですが、比重がかなり違います。

自分のレパートリーはそう言うやりかたがだと面白いのが多いです。

 

初心に帰っている今日この頃です。

 

~今日の一言~

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